家族葬が増えている?件数や感じたことをご紹介します

2023年7月16日日曜日

終活

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最近、家族葬が増えていますね。

私の住んでいる周囲にも、家族葬ホールをたくさん見かけるようになりました。

以前はレストランやカフェだった場所が、いつの間にか家族葬ホールになっており、びっくりすることも。

今から30年くらい前までは「家族葬」という言葉自体、使われていなかった気がします。

いったいいつ頃から家族葬が行われ始めたのでしょうか?

家族葬が増え始めたのはいつ頃?

家族葬が増え始めたのは2000年頃からだそうです。

私が子供の頃、お葬式といえば、亡くなった人の家で行うのが普通でした。

お坊さんを呼んで、家族や親族、職場の方、近所の方などが弔問に訪れ、食事をふるまう。

というのが私の祖父母が亡くなった時のお葬式でした。

今から30~40年くらい前の事です。


「お葬式って、めちゃくちゃ大変だな~」

と、子供ごころに強く感じました。


ちなみに私の職場では冠婚葬祭の回覧が回ってきます。

同僚の身内に不幸があった場合には

「家族葬なので香典、参列は辞退します」

という方が増えてきました。

というか、最近はほとんどがこのパターンです。


私が就職した30年近く前、「家族葬」という言葉はまだ無かったと思います。

職場の同僚の親族に不幸があった場合、香典を集めたり、通夜やお葬式に参列するのが当然でした。

しかし、現在は香典を出したり、葬儀に参列することはまったくなくなりました。

このことは親族にとっても、職場の同僚にとってもありがたいと思います。

個人的には、自分の身内が亡くなった時に、職場の人には来て欲しいとは全く思わないから。

「故人と親しい人たちだけで、こじんまりと見送る」

というのが、陰キャな私の理想のお葬式です。

家族葬は本当に増えている?

私は最近、家族葬が増えていると感じていますが、本当に増えているのでしょうか?

データは無いか?

と調べてみると、公正取引委員会のホームページに葬儀に関する資料がありましたので、ご紹介します。

増加傾向にある葬儀の種類(売上高)
葬儀の種類 回答数 割合
家族葬 554 51.1%
直葬 284 26.2%
一日葬 185 17.1%
一般葬 58 5.4%
社葬 3 0.3%
合計 1,084 100.0%


減少傾向にある葬儀の種類(売上高)
葬儀の種類 回答数 割合
一般葬 475 68.3%
社葬 156 22.4%
家族葬 29 4.2%
直葬 21 3.0%
一日葬 14 2.0%
合計 695 100.0%

データを見ると、家族葬が増え、一般葬が減っていることは間違いないようです。

これからますます家族葬が増えていく予感がします。

家族葬が増えた理由

近年、家族葬が急激に増えている理由については

・核家族化の進展

・おひとりさまの増加

・親族やご近所との付き合いの希薄化

・会社への帰属意識の低下

といったことがあるようです。

社会活動の変化や新型コロナの影響により、家族葬が増え、多くの人を呼ぶ一般葬は減るのは当然といえば当然でしょう。
 
ちなみに2022年には新型コロナウィルスの影響で2020年の40.9%から55.7%に増え、はじめて一般葬の割合を上回りました。

今後も家族葬が増えていくことは間違いなさそうです。

家族葬の件数のまとめ

今回は家族葬の増加件数についてご紹介しました。

つい30年前には珍しかった家族葬ですが、今では多くの方が選択するようになりました。

私も自分が死んだら、ひっそりと近くの家族葬ホールで身近な人だけで見送って欲しいと思っています。

あなたは、どう思いますか?

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自己紹介

松之助といいます。5歳年上の妻とおふたりさま暮らしをしているアラフィフ会社員です。 子どもがいないおふたりさま夫婦の日常や終活などを分かりやすく紹介します。

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