おひとりさまは「身元保証等高齢者サポートサービス」を利用すればいい?
親族もおらず友人もいないおひとりさま。
このままでは入院もできません。
そんな時に便利なサービスが、最近数多く見られるようになった「身元保証等高齢者サポートサービス」
元気なうちに契約しておくことで、一人暮らしの高齢者等を対象とした身元保証や日常生活支援、死後事務等に関するサービスを提供してくれます。
これだけを聞くと
「良さそうじゃん」
と思うかもしれません。
しかし、この身元保証等高齢者サポートサービス。
その実態は公的な機関ではなく、あくまでも民間企業。
多くがここ5~6年のうちにできた企業のため、信頼性という点で疑問が残ります。
身元保証等高齢者サポートサービスの疑問点
自分が高齢になった時、身元保証や日常生活支援、死後事務等のサービスをしてくれる身元保証等高齢者サポートは、おひとりさまにとっては心強いサービスです。
しかし、身元保証等高齢者サポートサービスには、下記のような問題点が指摘されています。
身元保証等高齢者サポートサービスを利用するに当たっての疑問点
1、事業を営む団体がここ5年ほどの間に急激にその数を増やし、したがってまだ小規模な団体がほとんどであり、 信頼性の担保ができていないこと。
2、長ければ数十年先の自分自身の「エンディング期」のすべてを任せるという重大な契約にもかかわらず、この事業を監督する行政官庁がなく、規制する法律も業界団体も今のところ存在していないこと。
3、数十年先かもしれない死後事務にかかる費用等を預託金として預けておかなければならないことが多く、その管理方法に対する不安が拭えないこと。
こうした問題点が解決されない限り、悪質な事業者が発生する可能性は十分にあります。
身元保証等高齢者サポートサービスを利用する場合は、事業者と話し合う前に
・自分にはどんなサービスが必要なのか?
・自分の資産状況と照らし合わせて、支払えるかどうかを検討する
必要があります。
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